マタマラボ〜毒親撲滅〜

毒親育ちで拡張型心筋症、非定形鬱病の何もしない40歳主婦の日々です

コロナになって考えた学校の事

私は不登校でした。
基本は「嫌なら学校へ行かなくて良い」と言う考えです。
幼少期の私は家庭内カースト最下層で
自分を押し殺して生活していました。
勉強や規則に縛られる学校へ対応できる
余力が無かったんです。

自分の子供には学校を強制させる事はしない、
学校で理不尽な事があったら守り抜くと決めて
育てました。
現在では学校を嫌わない子供になりました。

学校が嫌いだった親から生まれたのに
何故学校嫌いにならなかったのか?
本当の所は子供に聞かなければ分かりませんが
自分で考察すると
①息子は人と関わるのが好きなタイプだった
②ストレスを極力貯めないように見守った
③頑張っても苦しければ行かなくてOK
この3つを意識して家庭で接していたからではないかと思います。

毒親で親の都合の良い子育てに振り回された事
で子育ては特に慎重でした。
学校が教育の場ではないし、全てでもない。
「教育」の基本は「家庭」である。
親が子供の本質を理解できている事前提ですが
当然の事です。
子育て最中なので偉そうに言う立場ではない
のですが、私はそうやって育ててきました。

コロナウイルスで学校閉鎖になってしまった時
子供がこれからどうなってしまうのかが
不安でたまりませんでした。

学校が大好き!と言う訳ではないにしても
人と触れ合う事が好きな息子にとって
嫌な勉強も面倒くさい校則や学校での多少の
息苦しさがあっても、大切な居場所です。

学校の無い生活をしている現在、息子は
目に見える程病んでいる事はなく
親が心配してる程では無かったので
少しホッとしています。
それでも学校に行きたい、部活をしたい!と
毎日のように話しています。

オンラインでの授業や課題等で勉強は
家でもできる事で、新たに学校とは何かを
考えさせられました。
学校は「少しだけ頑張る」場所なんですね。
嫌なことを「少しだけ」体験する。
色んな嫌な事の中で克服できそうな事
できない事を見極めて、初めて本当に
好きな事を発見していく。
成長途中の息子は少しずつ「好きな事」を
見つけ始めたんだと思います。

コロナウイルスで学校不必要論が出ています。
不登校の頃の私なら真っ先に「不必要」でした。
でも、息子は「必要」と言うでしょう。

どちらが正解かではなくどちらも必要です。
様は子供の為の「教育」なので
選べるようになればいい。
自分の最適な居場所を求める事に大人も子供も
無いんです。

今だからこそ学校も何が必要かを見直して
本当に子供のためになる教育課程再編成して欲しいです。
未来を委ねる事ができるのは大人ではなく
子供なのだから、と常に考えています。