マタマラボ〜毒親撲滅〜

毒親育ちで拡張型心筋症、非定形鬱病の何もしない40歳主婦の日々です

想像力がない中学生

中学生の息子はとっても良い子です。
明るくて、人を傷つける言動もなく
真面目で優しさと子供らしさが長所。
短所は「主体性」がないところと
簡単にバレる嘘を何度も繰り返し
反省はするけど、その場しのぎ。
嘘をついた事を忘れる事も。

「主体性」が乏しい。
というか無い。
以前の「毒親撲滅」にも書いたのですが
母親である私が先回りして、準備しすぎて
「自分で考える」と言う事をさせなかったとを
猛省しました。
現在は自分から考えられるように
私達自身が構いすぎないように気を付けています。
深く考える力がなさ過ぎるのは
遺伝もあるかもしれませんが
時代も関係していると思います。
テレビでもアニメでも
「誰も悪くない。誰も責めない」
風潮を感じます。
子供達も悪い意味で自由過ぎて
ルールや私の時代には良しとされたモラル
が通じないんです。

息子の学校だけかもしれませんが
一時期「ウソ告」なるものが流行りました。
その名通り好きでもない人に告るんです。
で、相手を混乱させて本気にされたら
「ダセー。嘘に決まってんじゃん」と
笑って楽しむ。相手は傷ついたとしても
「傷つくほうがバカ」なんです。

本気の相手にもウソ告をして本当の告白は
相手がしてくるのを待つ。
皆、少しでも傷つきたくないのでしょう。
ウソ告が流行る背景を考えると
子供達の心の弱さが見えてきます。
相手に嘘を言って軽く「イジる」
だけなので「傷つける」つもりはないし
そもそもノリだから、と言い訳ができます。
言っていい嘘と悪い嘘の境が分からなくなって
いるんです。
親も忙しかったり「ノリ」だと言われたら
注意しようとまでは思わないのでしょう。
相手が傷ついているのではないか、と思いやる
事自体が既に「古い考え」なのかもしれません。
よく言われている想像力の欠如ですね。

息子も同じです。
与えられた情報以上にその先を「知りたい!」とならないし、繰り返し同じ事で注意されても
直らないのはその後の事を予想できてないから。
想像力がなさ過ぎる…。
毒親後遺症で息子の自主性や主体性を抑えて
しまったかもしれないけれど
ゼロにしてしまう程
強制的に潰してはないはずです。
もちろん、責任は親である自分にある事は
間違いないので息子の「主体性」を育てる
にはどうしたらいいか考えています。

自分が中学生だった時とあまりにも時代が
違いすぎて、戸惑います。
中学生時代は漫画にハマり
兄がいたので少年漫画と少女漫画両方を読んで
ました。
少ないお小遣いをやり繰りし
今月は何巻買えるか…
と悩みながら本屋へ行ったのを思い出します。
好きな事に全力だったなぁと思うのです。
でも、息子にはまだ全力がない。

休校中の現在はオンライン授業後
You Tubeプロスピ(野球ゲーム)動画と
ゲーム実況動画を
ひたすら見て、Switchをやり、プロスピをやり…。
本読まないの?と聞いたら
今ある本は読み飽きたからどうしようと言う。

いや、Amazonで売ってるやん!
毎日プロスピで酷使されてるiPadで検索
したら本なんて探し放題やん!!
何なら本の相談なら母さんは喜んで
受け付けるっっ!と
力を込めて待っているのだけど…。

「考えてみて」「想像したらどう思う?」
と言うと思考停止する息子。
主体性が無ければ反抗するものもない。
と、言う事は「言われた通りにだけ動く」
人間になってしまう。
言われた通りに…誰に?
「親」!!!それだけはだめだ。

時代のせいにはしたくないので
(それをしたら毒母と同じ)
これからは全力で息子の主体性を
育てる為に本人が失敗するまで
じっと見守ろうと思います。
主体性が育ちにくい社会だとは思いますが
だからこそ、思考し実行できる人間に
成長してほしいのです。
はー、難しい。