マタマラボ〜毒親撲滅〜

毒親育ちで拡張型心筋症、非定形鬱病の何もしない40歳主婦の日々です

ゆる私立中学受験

参考にならない受験体験ですが
振り返って…。

中2の息子は私立中に通っています。
元々は中学受験なんて頭にもなくて
私も夫も地方育ちで中学受験は未体験。
東京に引っ越してきて、中学受験が当り前
の世界なんだと驚きました。
中学受験のイロハも知らないのに
なぜ受験させようと思ったのか。

東京は中高一貫校が多いので
高校受験が大変。
人口が多いので受験そのものも熾烈。
私立も中学受験なら入りやすいが
高校だと中レベルでも難しくなる。
転校先の評判が良いと言われた公立小学校は
地元で過ごした小学校より人間関係が
ギスギスしていて親子共に辛かった。

そして、1番は息子の「挑戦してみる」
の一言でした。

難関校を受験しなければそこまで大変な事は
ないだろうと5年生から塾に入れ
塾も某有名SやWではない中堅塾を選びました。

難関校のようなテレビでよくある
受験生程の努力はしていませんが
やはり受験です。
厳しい世界。
課題に塾内テストに模試に講習、自習室学習。
親は送迎と弁当作り程度しかやる事はない
のですが
雰囲気に追い詰められてしまいます。

中堅校を目指した息子でしたが
元々の学力と合格がゴールじゃなく
中学生活を楽しむ事が目標の受験だったので
結果は普通校に入学しました。
それでも息子は最大限やり切りました。
幼くて我慢や忍耐力に弱い、子供らしい子
なので精神的に成熟した子が有利な受験には
向いていませんでした。
親も経験した事がなく上手くサポート出来ないのに、受験を乗り越えた事は「頑張ったね」と
心の底から思います。

この受験の後に心不全で私は入院してしまい
卒業式も入学式も車椅子で参列しました。
受験生活と平行して毒母との話し合いも
していたので、本当に大変でした。
心も体も限界だったけれど
「仕事もしてない主婦なんだから、家事と子供の事ぐらいやれなきゃ人として恥ずかしい」
と毎回間違ったゲキを自分に飛ばしていました。
現在は何も出来ない主婦どころか
病人にはなりましたが
動けなくなってやっと自分を認めるようになり
駄目な母親だけど受験のサポートまでは
やれたから頑張った。これからは休もうと。

学校再開を楽しみに待っている息子を
見ていると、受験させて良かったと思います。
本音は子供が楽しく通えるのなら
公立中でもどこでも良かった。
ですが、私立ならではのカリキュラムや
信頼できる先生等の話を聞くと今の時点では
学校選びは間違ってなかったと実感しています。

私立中受験は賛否両論あると思います。
難関校以外は受験させる意味がないとか。
月並みな意見ですが
「教育は宝」です。
付け加えて「教育は環境」です。

心を育てる場所は家庭と
やはり、大部分を過ごす学校。
思春期を過ごす中学校だからこそ
親が信頼し本人が「頑張れる」学校を選びたい。

そう思って中学受験の道を選びました。
鬱病の人にはかなりのストレスを抱えるので
オススメはできません。
でも、中学受験は悪い事だけじゃないと
経験してみて痛感したのでブログで残そうと
思いました。